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建築家・飯沼竹一のブログです。暮らしや住まい、家や建築、街などを通して見聞きしたこと、日々感じたこと、考えたことなどを気儘に手記にしています。四方山話も含めて呑気に続けて行こうと思います。 ご意見ご感想などお願いします。
住宅版エコポイント制度~その2
昨日のつづきになります。
「住宅版エコポイント制度」を新築の場合に利用する際の注意事項やメリットデメリットを説明します。


グラスウール

まず、世代省エネ基準(1999年、温熱等級4相当)を満たす証明書が必要になります。
性能評価がついたハウスメーカーの住宅やマンションを購入する場合は、家電エコポイントなどと手続きはあまり変わらないかもしれません。
しかし、私どものような設計事務所のオーダーメイド住宅や地域工務店などの注文住宅、建売住宅ではこの評価証明書を取得する必要があります。
長期優良住宅の認定書や住宅金融支援機構のフラット35Sの適合証などでもOKとのことですから、この範疇の住宅では上記とほぼ変わらないでしょう。。

問題は何もない場合です。「エコポイント対象住宅証明書」と言う証明書が必要になります。
この証明書発行のための審査費用が登録検査機関で40,000~50,000円掛かります。更にこの審査申請書は一般の消費者では難しいので、その作成費用も掛かると思います。
何だか、規模の大きなハウスメーカーや検査機関ばかりが潤うような制度に見えるのは私だけでしょうか…(笑


グラスウール

さて、この制度を利用して、300,000ポイントをゲットするならば、長期優良住宅の認定を取得するなり、住宅ローンをフラット35S等を利用する方がよりベターだと思います。

いずれにしても、この次世代省エネ規準を満たす住宅は、一戸建て住宅であれば、新省エネ基準(1992年、温熱等級3相当)と比較して、大雑把に40万円~のコストアップと言えるかと思います。
簡単に言うと、首都圏(Ⅳ地域)では、サッシをペアガラスにして、断熱材の厚みを倍にするだけで、概ね次世代省エネルギー規準を適合させることができます。その増額費用がザックリ40万円くらい言うことです。

次にその省エネ効果ですが、国交省の資料によると、現在もっとも多く造られている新省エネ基準と次世代省エネ基準で比べると、年間暖冷房費は約2万3千円お得になると発表されています。消費するエネルギー量では約3割減です。
次世代省エネ規準の住宅は、複層ガラスまたは二重サッシが基準なので、窓面につく結露が大幅に減り、掃除がラクになり、カビやダニの心配が少なくなります。また仕様を高めれば温度のバリアフリー化などが可能になり、体に優しく快適な暮らしができるはずです。
ですから、光熱費以外のメリットもたくさんあるので、先に述べたコスト増に見合った仕様と言えるでしょう。

新築一戸建てを計画の方で住宅版エコポイントの優遇を受けたい方は早めのご検討を!



 ーダーメイドの住まいをあなたに
by takezo!  http://www.atelier24.jp

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