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建築家・飯沼竹一のブログです。暮らしや住まい、家や建築、街などを通して見聞きしたこと、日々感じたこと、考えたことなどを気儘に手記にしています。四方山話も含めて呑気に続けて行こうと思います。 ご意見ご感想などお願いします。
東船橋の家の基礎コンクリート打設(3回目)
東船橋の家の基礎コンクリート打設に立ち会いました。
1回目が地下1階のベース部分、2回目が壁・スラブで、今回は1階基礎のベースで3回目になります。
コンクリート流し込みを始める前に、生コンプラント工場から搬送されたミキサー車から採取した生コンクリートの試験をしました。
出荷伝票を確認し、スランプ(柔らかさ・流動性)、空気量、温度、塩化物含有量を調べます。
基準値内なので受入合格とし、コンクリートの流し込みを指示しました。
こののち、基礎の立上りのコンクリート打設が終わると、いよいよ建て方に進みます。

東船橋の家


東船橋の家

by takezo! https://www.atelier24.jp
千葉の家・住宅の建築設計事務所アトリエ24 一級建築士事務所





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東船橋の家の配筋
東船橋の家の地下階があり、インナーガレージもあって、1階がスキップしていたりと複雑な空間構成なので構造もかなり難しい形状です。
地下が鉄筋コンクリート造、地上部が鉄骨部材が入った木造で、いわゆる混構造という建築です。

それだけに、基礎や地下部分の配筋も複雑で、加工組み立ても知識と経験が必要になります。
工事が始まる前は、きっと配筋検査で指摘事項が多くなり、是正に時間が掛かると覚悟していました。
ところが、この現場の鉄筋工は齢70歳のベテラン職人が頭で、良く図面が読めるし知識が豊富で、全5回の私の検査で指摘されたのは2カ所だけ。それ以外は現場監督の指示不足から生じた4か所でした。
この様なできる職人がいる現場は、見ていて面白いし話をしていて楽しい。

しかしながら、こういう熟練工がどんどん現役を引退してしまいその後継が居ないことに危機感を持ちます。
鉄筋工に限らずですが、建設現場は多くの職人や監督、技術者などたくさんの人たちが関わって出来上がるものです。
過酷な環境で働く彼らが報われるシステムにならないと、技術者や職人は減る一方で建設現場は成り立たなくなるのは目に見えています。

東船橋の家

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現場2物件を見てきました
外出自粛を要請されていますが、建築現場はいつも通りの業務体制です。
千葉市役所の建替えによる解体工事やその隣の千葉銀行本店の新築工事も全く影響ないみたいに進行していますから…

「東船橋の家」は地下部分の躯体工事が終わり、1階の基礎工事の準備が始まりました。
「池花の家#2」は屋根の下地ができ、構造の補強金物の取付が終わったのでその確認をしました。

東船橋の家_アトリエ24

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池花の家#2_アトリエ24

池花の家#2_アトリエ24


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新しいプロジェクトがはじまりました
JR総武線の新検見川駅より徒歩圏の住宅地で新しいプロジェクトがスタートしました。
木造2階建て、床面積135㎡(40坪)のちょっと空間構成が変わった住宅です。
8月の着工、来年2月の完成を目指しています。

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