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建築家・飯沼竹一のブログです。暮らしや住まい、家や建築、街などを通して見聞きしたこと、日々感じたこと、考えたことなどを気儘に手記にしています。四方山話も含めて呑気に続けて行こうと思います。 ご意見ご感想などお願いします。
年輪
昨日、千葉県木材市場で見かけた、杉の年輪。

年輪の中心は、「享保5年(1720年)8代将軍吉宗の治世」のタグがついています。
一番外側のタグは「平成元年(1989年) 幕張メッセがオープン」です。

つまり、この杉の樹齢は269年です。


年輪

年輪

こんな風に表示されていると、どれだけの年月を生きてきた木なのか良く分かります。

明治維新、日清戦争、日露戦争、関東大震災、終戦、東京オリンピック…
270年の時を見てきたのですね。



by takezo! http://www.atelier24.jp









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原木の競り市
千葉県木材市場に行ってきました。
地場の山武杉を使いたいという建築主に誘われて、「山武杉けやき材祭り」という一般の人も見学できるイベントです

http://www4.ocn.ne.jp/~w-chiba/gallary/sanbusugi/kayakimaturi.html

匝瑳の家

「匝瑳の家」のこの建築主は山武杉を使いたい。そして集成材はできるだけ使いたくないとのこだわりがあります。
ただ、今回のこの家の設計では、集成材を使わないと、梁せい(梁の高さ)が360、390mmのものが2本ずつ必要になります。
このような大きな材は、なかなか製材(加工、乾燥)として流通していません。
そこで、知人の競り参加資格のある工務店社長に依頼して、原木を購入することにしたのです。
だいたい直径60cm×3mものを2本競り落としてもらいました。

落札金額は思っていた以上に安い。
このくらいのサイズだと、立米2万円前後です。1本あたり
概ね¥15,000くらいになります。


林業が寂れていくはずですね。
このサイズだって樹齢50年以上です。
何十年も掛けて育てて、切り出して、運搬してこの値段では採算合わないのが容易に分かります。


この競り落とした原木は、この工務店で製材にしてもらい、材木製材所に運んで人口乾燥させて、建て方に使う予定です。
条件が揃えばこのような購入方法もできるのです。
一般的ではないですが。


千葉では明日も雪の予報があり、とっても寒かったです!
もうしばらくは厳寒が続きそうです。皆さまどうぞご自愛ください。

by takezo! http://www.atelier24.jp

一昨日の内覧会では有難うございました。
2/1(土)は午前中は小雨模様でとても寒い生憎の天気でした。
それでも10組の方に見学していただきました。
皆さまご足労いただき有難うございました。

また、内覧会を快く実施させていただいた建築主のT様には、改めて感謝申し上げます。

竣工引渡と入居までの時間がないこともあり、内覧会と一緒に完成写真撮影もあり、写真家の松田さんにもご面倒をお掛けしました。この場を借りてお詫びいたします。


鎌取の家

午前中はどんよりした天気でしたが、見学者の方みなさんが明るくて開放的な2階リビングダイニングに高い評価をいただきました。

昼過ぎからようやく少し陽が出てきました。
上の写真は午後3時頃ですが、この時期のこの時間でもこれだけ自然光が入るのが分かります。
冬の天気が良い日は暖房も照明も無用のリビングダイニングです。


鎌取の家

外観夕景です。
カメラマンの撮影に立ち会中、記録としてiPhone で撮った画像なので、画質がイマイチです。(苦笑
完成写真ができてきましたら、HPで紹介します。


PHOTO-WORKS(松田哲也)

http://photo-works.info