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建築家・飯沼竹一のブログです。暮らしや住まい、家や建築、街などを通して見聞きしたこと、日々感じたこと、考えたことなどを気儘に手記にしています。四方山話も含めて呑気に続けて行こうと思います。 ご意見ご感想などお願いします。
「建築家の模型展」のお知らせ
明日から横浜で、JIA(日本建築家協会)建築家大会2012横浜が始まります。
このJIA大会では私が所属する住宅部会でから住宅模型展を開催します。
私の事務所でも来春完成予定の住宅模型を出展します。
http://www.jia-kanto.org/jia2012/images/flyer_mokeiten.pdf

日本各地の建築家が、住まい手と一緒に創りあげた住宅の模型展。各地の風土や地域性が垣間見えると同時にそれぞれの住宅の個性が楽しめる展示となります。
会場内では各地の住宅や街並みが生まれた背景、気候風土、地形、風習、歴史等をパネルで紹介します。
また、ミニセミナー「風土による住まい方の工夫と違い」を開催します。

【展示場所】
BankART Studio NYK 横浜市中区海岸通3-9
【展示時間】
11/29(木) 13:00~19:00 ※ミニセミナー開催
(参加費無料)15:30~17:30
11/30(金) 9:00~19:00
12/1(土) 9:00~17:00

お近くの方、ご興味のある方は、是非見学ください。
川俣正 展が同時・同会場開催です。日本が誇る世界的アーティストの作品展が、建築祭の3日間は入場無料になります。
http://bankart1929.seesaa.net/

JIA建築家大会2012
                                                           
 「BankART 1929」 http://www.bankart1929.com/
横浜市が推進する歴史的建造物を活用した文化芸術創造の実験プログラム。
BankART(バンカート)は元銀行であったふたつの建物を芸術文化に利用するという意味を込めた造語。
その舞台となる旧第一銀行と旧富士銀行の建物はどちらも1929年に建設。
BankART 1929 公式HPより)


by takezo! http://www.atelier24.jp
千葉、東京で住宅設計を行う建築設計事務所



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屋根が葺きあがりました
今日は屋根です。
「ちはら台の家」の屋根はカラーガルバリウム鋼板立てハゼ葺きです。


ちはら台の家
立てハゼのラインが美しい仕上がりです。2.5寸勾配(約22.5度)です。
この物件では、太陽光パネルが黒なので、それに合わせてブラックを選びました。



ちはら台の家
軒先と軒樋の納まり。
一般的な工務店ではやりたがらないディテールです。
よくある無粋な軒先と違って、スッキリした美しい納まりです。



ちはら台の家
ガルバリウム鋼板の下地は、構造合板+木毛セメント板を張り、その上にアスファルト防水シートを貼っています。
工務店いわく、木毛セメント板は無くても性能的には問題ないと言うのですが、雨音対策も含めて事務所の標準仕様としています。



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外壁の下地
現場確認。
今回は外壁の下地のチェックです。


ちはら台の家

シルバー色の透湿防水シートが貼られています。
工務店の名前が印字されていますが、設計で指定した製品と同等のものです。
シートとシートの重なりの幅や端部、サッシとの収まりをチェックします。

縦に張られた板状のものは、外壁内の空気を通す通気胴縁と言われるものです。
壁内部の湿気を先程の透湿防水シートで壁を覆い、外壁材との間に外気が流れる層を
つくることによって、壁内の湿気を透湿防水シートから通気層を通して外部に放出させる効果があります。
これによって壁内部の結露を少なくすることができ、 建物の耐久性が向上することになります。
この胴縁にサイディングを張っていきます。

黒い部分は樹脂製の胴縁で、長期優良住宅の仕様に合わせた設計です。
腐朽とシロアリ対策に有効です。



ちはら台の家

軒裏の有孔ボードと外壁下地の収まり。
前途の通気胴縁が軒裏まで延びています。
空気が下から上がって軒裏に入り、軒先や軒裏の穴あきボードから抜けていき行きます。




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現場確認
久しぶりの更新です。
でも「ちはら台の家」もドンドン現場は進んでいます。
一週間に2度ほど現場に行き、打合せをし、材料や施工状況をチェックします。
下の二つの写真は先月末の状況です。


ちはら台の家
基礎と土台と基礎断熱用のパッキンの収まり。シルバーの枠材はアルミサッシです。

ちはら台の家
床下の状況。基礎断熱なので、基礎の外周部は断熱材(スタイロフォーム厚50mm)を貼ります。
手前はOMのハンドリングユニットが仮置きされています。
この段階で綺麗に片づいている状況は、工務店の姿勢の良さを表します。




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