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建築家・飯沼竹一のブログです。暮らしや住まい、家や建築、街などを通して見聞きしたこと、日々感じたこと、考えたことなどを気儘に手記にしています。四方山話も含めて呑気に続けて行こうと思います。 ご意見ご感想などお願いします。
こんな宅地開発をしている余裕は無い!
この間の日曜日に倅が所属するサッカーチームの東総大会という試合にコーチ参加しました。千葉市緑区の郊外にある小学校が会場だったのですが、グランドに隣接する雑木林がなぎ倒されて、かなりの広さで赤土が見えました。

この地域の近くには大規模なニュータウンがありますが、未だに計画の人口の半分も居住しておらず、造成後の空き地が長年放置されたままです。
この様な周辺状況の中、いくら民間開発と言っても不合理を大きく感じます。

賃貸住宅は、古くなったものから未入居になり、古くなった郊外の戸建て住宅も住む人がいなくなり、相続がなければ廃屋になる状況です。

すでに人工減少社会に入った日本で、住宅の大量供給は時代錯誤と言えます。
どれだけ空き家、空き室があるかご存じですしょうか。
平成20年の調査では総戸数約5750万戸で空き家率は13.9%で約800万戸です。
そして今後どれだけ空き家が増えるか…


宅地造成

宅地造成

交通の便があまあり良くない地域で、雑木林や森林を切り開き、宅地に造成して建売住宅を販売する。旧態依然としたデベロッパーの事業です。

こんな地球にも、日本にも,地域社会にも無益で環境を壊す宅地開発は慎むべきだと思います。
そして未だにこの様な安易で後先考えない宅地開発を続けるデベロッパーの企業としてのコンセプトが理解できません。
サスティナブル社会を目指す上で、行政的にもある程度の規制を掛ける必要があると考えます。

子どもたちの試合の合間に、この工事状況を見ながら暗澹とした気持ちになったのは酷暑のせいではありませんでした。
そしてアニメ「平成狸合戦ぽんぽこ」と同じ様な状況が40年近くも続いてる現実を考えました。



by takezo! http://www.atelier24.jp
千葉、東京で住宅設計を行う建築設計事務所


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