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建築家・飯沼竹一のブログです。暮らしや住まい、家や建築、街などを通して見聞きしたこと、日々感じたこと、考えたことなどを気儘に手記にしています。四方山話も含めて呑気に続けて行こうと思います。 ご意見ご感想などお願いします。
房総横断乗車
先週、夏季休暇をとりました。
今年前期がかなり多忙だったので、少し長めにちょうだいしました。

かといって、遠方に出掛けたわけでなく、墓参りや実家に帰ったり、これまでほったらかしだった家のことをしていました。
そんな中で、前から出掛けてみたかった小旅行に子供たちを連れて行ってきました。
それは千葉から電車で房総を横断することです。もちろん日帰りです。

朝8時に家を出て、千葉駅から内房線に乗って五井駅で小湊鉄道に乗り換える予定でした。
ところが、予定を立てたのが前日夜だったので、千葉駅で乗車予定の電車に乗り遅れました…(笑
次の電車を調べると、小湊鉄道の先が当分繋がらない…
仕方ないので逆回りに変更し、あわてて外房線に飛び乗りました。
大原に10時半頃に着き、いすみ鉄道に急ぎ乗り換えました。乗車券は車内で買うように改札で言われて、そのままの乗り込むと私たちを待っていたように発車しました。

いすみ鉄道・小湊鉄道

一両の汽車はとにかくゆっくり進みます。
いすみ鉄道も小湊鉄道共に電化されていないので、ディーゼルエンジの気動車です。
車窓には稲刈りを待つ早場米の田んぼが広がっています。
猛暑の中で、ちょっと違和感がありますが、のんびりした風景には変わりありません。
乗客は20人くらいでしょうか、半分くらいは我々と同じこの汽車に乗る目的の観光客(と言うよりも鉄道マニア)です。
この車両は運転手一人のワンマンカーです。
運転手に五井まで乗り継いで行くので乗車券購入を言うと、房総横断切符という割安で、進行方向には乗り降り自由の特別切符を勧められ、その切符を買うことにしました。
運転手はこの汽車の終点の大多喜駅に無線で連絡し、切符を作るよう指示していました。
Suicaに馴れた私には、このローカルなサービスに何だかホッとする気分になりました。

いすみ鉄道・小湊鉄道

いすみ鉄道から小湊鉄道に乗り換えるには、終着の上総中野駅まで行くことになりますが、大多喜駅から先は2時間ほど次の汽車がありません。
はじめから大多喜の街並みを見てみるつもりだったので、後悔するくらいの暑さの中で、子どもを連れて文化財になっている古民家や蔵造りを見ながら散策しました。
途中、蕎麦でも食べようと算段していましたが、徒歩圏の蕎麦屋は定休日で、その他の都合良い店も無くて、暑さしのぎにとんかつ屋(笑)に入り冷房の効いた中で昼飯を食べました…(笑。

いすみ鉄道・小湊鉄道

大多喜駅に戻るとちょうど良い時間で、売店で土産を買って、上総中野駅行きに乗りました。
汽車はますます人里を離れ、緑深く進みます。
途中5つほどの無人の駅に停まり、約20分ほどで終着の上総中野駅に着きました。

この駅で、小湊鉄道に乗り換えです。
すでに、五井行きの上り列車が待っています。
5分ほどで発車し、次の養老渓谷駅で途中下車しました。次の汽車まで2時間ほどまた時間があります。近くの渓谷で川遊びをするのが目的でした。

いすみ鉄道・小湊鉄道

しかしながら、下調べが足りず、行き当たりばったりだったので、なかなか川遊びできそうな場所にたどり着きません…(苦笑
過去に自転車でも何度か来たことのある養老渓谷ですが、やはり準備不足の徒歩では駄目ですね。小一時間掛けて歩き、ようやく出世観音のある橋のたもとに着きました。
30分ほど川原で水遊びをして、またもと来た道を戻りましました。
さすがに子供たちは歩き疲れぶつぶつ文句を言いましたが、「駅に着いたらアイス!」を目標によく頑張りました。

養老渓谷駅に着き、約束のアイスを駅前で買い、五井行きの汽車に乗りました。
女性の車掌さんが切符を確認してくれました。
五井まで、車窓は残暑の田園風景が続きました。子供たちは疲れからぐっすり寝込んでしました。
約1時間かかり、五井に到着。JR内房線に乗り換え、午後6時頃に千葉に至り、房総横断の小旅行が終わりました。

酷暑の中ではちょっときついのですが、秋風爽やかな紅葉時期ならば、とってもお勧めな小旅行です。皆さんもたまにはローカル線の旅に出てはいかがでしょうか。


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処暑の夕暮れ
処暑の夕暮れ

今日は二十四節気のうちの処暑でした。
夏の残暑が納まる頃とされています。
昨日まで数日は肌寒いくらいでしたが、生憎この後しばらく残暑がまた戻ってきそうですね。
それも湿度が高いの、夏バテ気味の身体にこたえます。
早いところ爽やかな秋風が吹くことを祈りつつ事務所に戻りました。

写真は国道357号線に掛かる歩道橋。正面に小さくポートタワーが見えます。
右は市役所前駅から出た千葉都市モノレールです。



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「世界住宅会議」のお知らせ
暑中お見舞い申し上げます。
晴れだか、曇りか、雨か…このところ関東では天候が不順です。
きっとこれからが暑さの本番になることでしょう。
みな様どうぞご自愛ください。


さて、私が所属する日本建築家協会(JIA)の関東甲信越支部住宅部会では、世界建築会議(UIA)東京大会のプログラム内のイベントとして「世界住宅会議」を開催します。
http://www.jia-kanto.org/jutaku/uia/index.html


モレエ公園噴水

世界中の建築家や技術者、研究者が集う「世界建築会議UIA東京大会」が今秋東京で開催されます。
この大会に合わせて“家って何だろう”をテーマにした「世界住宅会議」(展示会+ワークショップ)を開催します。
未曾有の震災を経験した今、来場者ひとりひとりが“家”、そして建築、街並み、環境について新たな発見をし、改めて見つめ直すための、よいきっかけになれば考え企画しました。

私もこのイベントのワーキンググループで企画運営に参加しています。
また、住宅の模型展にも出展しています。

○世界の家・街並展9/22~10/11
 (新宿パークタワーリビングデザインセンターOZONE3階 )
○建築家の住宅模型展9/22~10/11
 (新宿パークタワー1階ギャラリー3)
○子ども空間ワークショップ9/25(事前申込み必要です)
 (新宿パークタワー1階アトリウム)
※詳細は住宅部会のHPを参照ください

http://www.jia-kanto.org/jutaku/uia/index.html

みな様、是非一度会場に足を運んでご参加ください。


UIA (The International Union of Architects: 国際建築家連合) は、130万人を超える世界の建築家を代表する組織です。
国籍や人種、宗教、あるいは建築的信条にかかわらず、世界中の建築家を束ね、各国を代表する組織の連合体として、1948年6月28日にスイス・ローザンヌで設立されました。現在では124の国・地域 (暫定加盟国を含む) へと拡大。5大陸をつなぐ建築家の職能ネットワークである非政府組織 (NGO) に発展しています。

日本建築家協会(The Japan Institute of Architects)は国際建築家連合(UIA)の日本支部です。アメリカ AIAとも連携し、またアジア建築評議会(ARCASIA)の中心メンバーです。サスティナブルシティー、サスティナブルビルディング や建築教育等、国際的な問題について交流を図っています。UIA にJIAから理事を出しています。

UIA2011東京大会第24回世界建築会議
 http://www.uia2011tokyo.com/ja/



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