私が大学4年の時に所属していた研究室では、研究室OB、関係者を対象に勉強会を行っています。
昨年から2月に一度のペースで一回あたり2時間くらいの勉強会で、参加費は社会人500円、学生無料です。
主催は大学をすでに退官した野村歡先生と、後継の八藤後猛先生で、両先生や研究室OBがその都度講師を務めます。
毎回参加できるわけではありませんが、このセミナーに参加すると、日々勉強の大切が身に染みると同時に、参加できることが嬉しく思います。
両先生とこのセミナー実施に協力されている関係者の方、参加OBの方々に、この場を借りて感謝申し上げます。
今回は、野村先生による「災害と高齢者、障害者」というテーマで、先の震災のことから、近年の住宅や福祉施設等での災害についての講義でした。
昨今、福祉施設と呼ばれる高齢者・障害者施設では多様な用途、形態が存在し、施設規模が小さくなる傾向があります。
規模が小さくなれば、建築基準法や消防法の規制がゆるくなり、例えばスプリンクラーや自動火災報知器などの消防設備などが免除される施設計画が可能になります。
また規模が小さくなれば、その施設の対応職員数も少なくなり、利用する高齢者や障害者の災害時の避難が難しくなることが生じてきます。
施設運営と防災計画はなかなかマッチしないのが現状です。
建築を設計するものとして、この様な背景を考えた上で、安全、安心の施設計画を提案していきたいと再認識しました。
八藤後研究室 http://sociotech.arch.cst.nihon-u.ac.jp/
オーダーメイドの住まいをあなたに
by takezo! http://www.atelier24.jp
昨年から2月に一度のペースで一回あたり2時間くらいの勉強会で、参加費は社会人500円、学生無料です。
主催は大学をすでに退官した野村歡先生と、後継の八藤後猛先生で、両先生や研究室OBがその都度講師を務めます。
毎回参加できるわけではありませんが、このセミナーに参加すると、日々勉強の大切が身に染みると同時に、参加できることが嬉しく思います。
両先生とこのセミナー実施に協力されている関係者の方、参加OBの方々に、この場を借りて感謝申し上げます。

今回は、野村先生による「災害と高齢者、障害者」というテーマで、先の震災のことから、近年の住宅や福祉施設等での災害についての講義でした。
昨今、福祉施設と呼ばれる高齢者・障害者施設では多様な用途、形態が存在し、施設規模が小さくなる傾向があります。
規模が小さくなれば、建築基準法や消防法の規制がゆるくなり、例えばスプリンクラーや自動火災報知器などの消防設備などが免除される施設計画が可能になります。
また規模が小さくなれば、その施設の対応職員数も少なくなり、利用する高齢者や障害者の災害時の避難が難しくなることが生じてきます。
施設運営と防災計画はなかなかマッチしないのが現状です。
建築を設計するものとして、この様な背景を考えた上で、安全、安心の施設計画を提案していきたいと再認識しました。
八藤後研究室 http://sociotech.arch.cst.nihon-u.ac.jp/
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「H buildⅡ」の鉄骨建て方が始まりました。
このプロジェクトは新宿の繁華街に位置する鉄骨造約500㎡地上5階建のテナントビルです。
その建て方の前に、鉄骨の製品検査を先週取手の鉄骨工場にて行いました。
CADが普及する以前には、製品検査前に原寸検査という検査工程もありました。
原寸場という、体育館の様な広い場所で柱や梁を現実の寸法で画を床に描いて、その寸法、形状、組立、溶接やボルトの継ぎ手の納まりなどチェックしました。CADが普及し、そのデータから加工ができる様になって、この検査自体は現在あまり意味がなくなり省略するようになりました。
もちろん構造設計図通りか、仕上げや建具、電気や設備の絡みなど、鉄骨製作図にて各部分において全てチェックします。一緒に階段やエレベーター関連部材などもチェックします。
そのチェックバックを3回ほど繰り返して精度上げて、承諾の上で工場での製作がスタートします。
検査当日は、第3者試験機関の溶接部分の検査の報告、立会もありました。
この工場では全自動の溶接機械(ロボット)があり、溶接の外観もキレイで、また超音波探傷試験の結果も問題ありませんでした。
久しぶりの製品検査でしたが、やはり組立加工は技術も含めて進んでいます。
溶接ロボットが導入されて、これまで溶接工が行っていて手作業が機械されたことで、溶接の精度が上がり、品質もとても向上しました。資格を持った溶接工でも上手い、下手があって、工場検査でキレイな溶接は賛辞を送っていた者としては、ちょっぴり淋しくも感じました。
これは木造のプレカット化と同じ合理化です。
建築現場でもますます合理化が進み、一昔前のような職人の腕や現場監督の力量が建物の良さを左右する時代ではなくなってきたのでしょう。
さて、製品検査で合格を出し、製品の受入を認めました。
その鉄骨が現場に搬入され建て方が始まりました。
ビルの谷間に建てる工事で、交通量の多い道路に面し、人通りの多い、難しい建て方です。
鳶(とび)職がテキパキと梁を架けて仮止めしていきます。
来週にはデッキ床が張られ、確認検査機関による中間検査を受けます。
オーダーメイドの住まいをあなたに
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このプロジェクトは新宿の繁華街に位置する鉄骨造約500㎡地上5階建のテナントビルです。
その建て方の前に、鉄骨の製品検査を先週取手の鉄骨工場にて行いました。
CADが普及する以前には、製品検査前に原寸検査という検査工程もありました。
原寸場という、体育館の様な広い場所で柱や梁を現実の寸法で画を床に描いて、その寸法、形状、組立、溶接やボルトの継ぎ手の納まりなどチェックしました。CADが普及し、そのデータから加工ができる様になって、この検査自体は現在あまり意味がなくなり省略するようになりました。
もちろん構造設計図通りか、仕上げや建具、電気や設備の絡みなど、鉄骨製作図にて各部分において全てチェックします。一緒に階段やエレベーター関連部材などもチェックします。
そのチェックバックを3回ほど繰り返して精度上げて、承諾の上で工場での製作がスタートします。
検査当日は、第3者試験機関の溶接部分の検査の報告、立会もありました。
この工場では全自動の溶接機械(ロボット)があり、溶接の外観もキレイで、また超音波探傷試験の結果も問題ありませんでした。
久しぶりの製品検査でしたが、やはり組立加工は技術も含めて進んでいます。
溶接ロボットが導入されて、これまで溶接工が行っていて手作業が機械されたことで、溶接の精度が上がり、品質もとても向上しました。資格を持った溶接工でも上手い、下手があって、工場検査でキレイな溶接は賛辞を送っていた者としては、ちょっぴり淋しくも感じました。
これは木造のプレカット化と同じ合理化です。
建築現場でもますます合理化が進み、一昔前のような職人の腕や現場監督の力量が建物の良さを左右する時代ではなくなってきたのでしょう。
さて、製品検査で合格を出し、製品の受入を認めました。
その鉄骨が現場に搬入され建て方が始まりました。
ビルの谷間に建てる工事で、交通量の多い道路に面し、人通りの多い、難しい建て方です。
鳶(とび)職がテキパキと梁を架けて仮止めしていきます。
来週にはデッキ床が張られ、確認検査機関による中間検査を受けます。
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先週末、「松波の家」の竣工引渡がありました。
工務店主催の竣工式があり、祭壇とリビングに作られ、工務店社長による祝詞奏上、出席者の玉串奉奠が行われ、最後御神酒で乾杯し、竣工を祝いました。
思い出せば、上棟は震災後の3月17日。日本がこの後どのように進むか分からない状況下、よくぞ無事にまた当初工期通りに完成したものだと感心するとともに、大きな評価をするものです。
この「松波の家」は北側道路に面ししていますが、南に2階建てアパートがせまり、東西は戸建て住宅が近接すます。さらに敷地面積が28坪の狭小地です。
この様な条件のなか、お施主さん家族のこだわりのライフスタイル、要望から、このご家族にふさわしい特殊解のプランを導き出しました。
きっとお施主さん家族になじむ住まいに染まっていくとと期待しています。
猛暑中での引渡でしたが、とても気持ちの良い一時をお施主さんと工務店さんと一緒に味わうことができました。
改めてお施主さん、工務店さんに感謝する次第です。

先だって、お付き合いのある土木コンサル会社社長に連れて行っていただいた小伝馬町の寿司屋で。
おそらく柱脇であろうニッチに涼しげに青葉が生けてありました。
店主に聞いてみると、なんとドウダンツツジ。(赤い実は初めて聞く名で忘れてしまいました…(苦笑)
青葉のドウダンツツジをこの様に生けるのを初めて見たので、意外性と美しさに感激しました。
ドウダンツツジといえば紅葉です。あとは初夏の可憐な白い花。
それ以外のこの時期の青葉でも上手く設えれば、この様にセンス良くまとめられることを再認識した次第です。
昨年初冬のエントリーもご参考ください。
http://atelier24blog.blog91.fc2.com/blog-date-2010
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昨日、都内の現場定例会議に出るために昼頃にJR千葉から電車に乗りました。
新宿の現場近くで何か食べようと考えていましたが、この暑さのせいか無性に醤油の効いたものが食べたくなりました。
そこで、JR本八幡駅で途中下車し、醤油ラーメンとチャーシューが旨い「だんちょうてー」に行きました。
煮干や宋田節、昆布と豚や鶏ガラ等でとったダシとのことですが、見た目黒いスープでちょっと驚きます。でもあっさりしていて醤油の香りがきいていて最後まで飽きません。少し太めのちぢれ麺も上手くマッチしていて私の好みのラーメンです。直前に七輪で炙ったチャーシューも香ばしさがあって美味しくいただきました。
大量に汗をかく時期ですが、塩分補給と冷たいものばかり飲食している胃にも助かる昼食でした。

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これです。今話題のガイガーカウンター。
「津田沼おじさんの会」という単なる酒好きが集まる飲み会があります。
大学の先生、官庁にお勤めの専門職の方など、様々な面々で年に1,2回集まりが、今回はその中のお一方が大病を患い長く闘病していたのですが、ようやく復帰されたので快気祝いで集まりました。
メンバーの中に、スパコン製造販売会社の社長がいます。
彼は自宅が市川(松戸より)にあり、例のホットスポットが4月の初旬から心配だった様子。で、4月以降ガイガーカウンターで自宅と自宅周辺を測定していると言うのです。
私も先日電車移動中に週刊○▽を買って読んでいたので、酔っていたこともあって冗談半分で貸して欲しいと言うと、早速次の日に持ってきてくれました。
この方、その方面についてはかなり詳しい知識があって、測定器の性能と使い方など細かくレクチャーしてくれました。何でもチェルノブイリの事故時に活躍した機器だとか、GM管が2本入っているとか、20秒間に130回カウントするから他の測定より4倍精密だとか、「千葉市内は全く問題ないよ」と言いながら…。専門的なことばかりで私にはチンプンカンプンですが…(笑
いろいろと調べると枯葉が貯まる場所や芝などに落ちた放射性物質がそのまま残っている可能性があると言うので、唯一気になっていた芝屋根のある「おゆみ野の家」の屋根面で計ってみました。
結果は全く問題ないレベルの0.06~0.14マイクロシーベルト(μSv/h)前後でした。
週刊誌の記事では側溝や雨樋下も高い線量があるところがあるというので、一応計ってみましたが同数字レベルでした。ちなみに事務所やその周辺も同様でした。
ちなみに、この測定器はγ線のみを計る測定器だそうです。
多くのガイガーカウンターはγ線β線の両方を感知するとのこと。だから空間線量(地表や建物床から1m程度)を計測するにはいいが、地表付近や床表面だとγ線+β線を感知し、とても大きな線量数値(10倍以上になることもあるそうです!)になるとのことです。
なので、いま問題になっている測定方法としてγ線の放射線量を計測するには適しているとのことでした。
まぁ、千葉市において現状、日常生活上では問題無いレベルということでした。
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