新築マンションの販売戸数が軒並み減少しています。
この市場は以前より供給過多だったので、リーマンショック以降日本経済が縮小する過程で当然のなり行きです。
その中で、中古のマンションは条件次第ですが、かなりの売買取引があるようです。
もっとも一般的な新築分譲マンションは、購入後直ぐに3割、4割ほど購入価格から値下がりする物件が多い様です。
一時の販売即日完売などという物件はまず無いのですから、売れ残りる戸数が多いマンションほど値下がりするスピードが早いのが現状でしょう。購入意欲のあるお客も、しばらくは様子見で、実状販売価格の底値を見定めているうちに流れてしまうことが多いと聞きます。
私は、戸建て住宅を勧めるつもりもありませんし、マンションなどの集合住宅もメリットデメリットがあって、それを承知した上でより良い住まいを求められるよう、アドバイスしています。

そこで、中古マンションのリフォームのお勧めです。
築年数が浅い物件や維持メンテがしっかりした中古マンションを購入して、自分のライフスタイルにあったリフォームを計画するのはいかがでしょうか?
中古マンションは、新築分譲時の半値くらいで取引されてる優良物件も多数あります。 修繕計画がきちんとあり、管理組合がしっかりしている、駅に近く生活環境が良い立地で、施工がしっかりした物件があれば、新築物件よりお買い得かもしれません。
例えば、75㎡3LDKというオーソドックスな住戸などは、水回りをそのままにして、1LDKや2KDkにするのです。
仮に夫婦2人だけの家族構成ならば、開放的なリビングダイニングを得ることができます。もし自宅でも仕事をする方ならば、一部分を本棚などで仕切れば落ち着いたワークデスクになります。
夫婦2人+子供の家族構成ならば、クロゼットやブックセルフなどで軽く仕切って住み分けるのもお勧めです。
バルコニーだって、上手く工夫すれば坪庭のような設や、小さいながらも家庭菜園なども可能です。
日本のマンションは大部分が販売側の都合で作られる3LDK、4LDKなどの工業製品の様な規格的な間取りです。
そろそろ規格品の間取りに併せて生活することから卒業して、自分自身のライフスタイルに合わせた住空間にシフトチェンジして、より良い潤いのある生活を求めてみるのはいかがでしょうか。
オーダーメイドの住まいをあなたに
by takezo! http://www.atelier24.jp
この市場は以前より供給過多だったので、リーマンショック以降日本経済が縮小する過程で当然のなり行きです。
その中で、中古のマンションは条件次第ですが、かなりの売買取引があるようです。
もっとも一般的な新築分譲マンションは、購入後直ぐに3割、4割ほど購入価格から値下がりする物件が多い様です。
一時の販売即日完売などという物件はまず無いのですから、売れ残りる戸数が多いマンションほど値下がりするスピードが早いのが現状でしょう。購入意欲のあるお客も、しばらくは様子見で、実状販売価格の底値を見定めているうちに流れてしまうことが多いと聞きます。
私は、戸建て住宅を勧めるつもりもありませんし、マンションなどの集合住宅もメリットデメリットがあって、それを承知した上でより良い住まいを求められるよう、アドバイスしています。

そこで、中古マンションのリフォームのお勧めです。
築年数が浅い物件や維持メンテがしっかりした中古マンションを購入して、自分のライフスタイルにあったリフォームを計画するのはいかがでしょうか?
中古マンションは、新築分譲時の半値くらいで取引されてる優良物件も多数あります。 修繕計画がきちんとあり、管理組合がしっかりしている、駅に近く生活環境が良い立地で、施工がしっかりした物件があれば、新築物件よりお買い得かもしれません。
例えば、75㎡3LDKというオーソドックスな住戸などは、水回りをそのままにして、1LDKや2KDkにするのです。
仮に夫婦2人だけの家族構成ならば、開放的なリビングダイニングを得ることができます。もし自宅でも仕事をする方ならば、一部分を本棚などで仕切れば落ち着いたワークデスクになります。
夫婦2人+子供の家族構成ならば、クロゼットやブックセルフなどで軽く仕切って住み分けるのもお勧めです。
バルコニーだって、上手く工夫すれば坪庭のような設や、小さいながらも家庭菜園なども可能です。
日本のマンションは大部分が販売側の都合で作られる3LDK、4LDKなどの工業製品の様な規格的な間取りです。
そろそろ規格品の間取りに併せて生活することから卒業して、自分自身のライフスタイルに合わせた住空間にシフトチェンジして、より良い潤いのある生活を求めてみるのはいかがでしょうか。
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一昨日、とある依頼物件の関係で外房方面に行ってきました。
もちろん仕事なのですが、昼食後少し時間があったので、岩和田海岸に寄ってみました。
大寒だというのにとっても暖かかったので、少し砂浜に出てみました。
カモメがたくさんたくさん波打ち側にいて、これまた春のような風景でした。
あと10日ほどで立春です。
季節も少しづつ移っています。

オーダーメイドの住まいをあなたに
by takezo! http://www.atelier24.jp
藤田東吾氏の著書である「耐震偽装」を読みました。
この本はかなり前に購入済だったのですが、時間に追われたせいにして、事務所の本棚に飾ってありました。
昨年末にふと考えることがあり今更ながら読んでみたのです。

内容は超簡潔に言えば、当時の国土交通省と関係政治家、それとヒューザーや総研といったデベロッパーと著者である当時イーホームズ(住宅検査機関)社長の藤田氏との耐震偽装事件による審査対応とその見解をめぐっての闘争です。
この事件に対しては何が悪く、何が問題で、誰が過ちを犯したのか?当然ながら藤田氏側からの見方しか書かれていませんが、それでも客観的にこの本を読めば容易に分かります。
私は、この藤田氏の考え方、行動は嫌いじゃない。
勇気ある行動だし、これによって無縁だった私のような者も多くの建築物件で問題を抱えていることを認識した事実は大きいと言えるでしょう。
イーホームズという会社を存続させることを最優先するならば別の手段もあったろうに…。
ただ残念なことに、いくら資本関係が独立していると言っても、利潤を追求しなければならない株式会社であるならば、この藤田氏の言うような理想の検査会社はなり立たないと思うのは私だけでしょうか…。
さて、この事件後である平成19年6月に国土交通省はその責任は一切触れずに、建築基準法を拙速に改正し、建築の現場を大混乱の貶め、官製不況とも言わしめました。
私の零細事務所でさえも、相当な影響があり、計画内容や工程に多大な問題が生じました。
GDP4兆円ほどの損失とも揶揄されたこの法改正は、どれだけの効果や価値はあったのか?
はたして適正な法改正だったのか?
これが建築業界、しいては般消費者にとって有益であれば万事OKなのですが…
ところが、今、この時期に改めて考えみると愕然とした気持ちになります。
建築設計、建設の現場にいて、この一年あまりで確認審査、検査を見ていると、かなりの省略やいい加減さが目につきように感じます。
これは建築確認だけではありません。瑕疵担保責任保険の施工検査も同じです。 1年ほど前までは検査自体が真摯でまともなもでした。しかしこの1年あまりでその対応の甘さ、曖昧さには驚くばかりです。
これだけ建築物件数が減れば、民間検査機関だっては利潤のためには受注確保に重きを置くことでしょう。
設計、工事施工を真っ当にしているかどうかは別として、審査や検査が簡単な方が現場にとって都合が良いのは人情です。
だからこそこの業務は利潤優先ではいけないのです。
私は、建築士と建築事務所の罰則規定を強化したことは致し方ないと考えています。
人々の生命と財産を守るべき建築士がそれ相応の責任と義務を負うのは当然であり、建築士のに求められる倫理です。
しかし、建築基準法の確認申請と検査業務については改めて見直しをすべきだと思います。
少なくとも以前のような「確認」という曖昧な責任体制を無くした上で、確認申請、完了検査は行政機関あるいはそれに見合う組織の認可業務にすべきだと考えます。
民間検査機機関は、この確認業務の中の構造や防火、防災、非難などの審査を代行し、瑕疵担保責任保険、住宅性能評価などの評価認定するなどの役割をすべきではないでしょうか。
膨大にある無用な建設関連の公益法人など早く潰して、その予算を組み替えれば可能になるのではないでしょうか。
今のままでは、この不況を理由に同じような不正、不実が繰り返される危惧を感じます。
できるだけ早い対応を政府に望みたいと思います。
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この本はかなり前に購入済だったのですが、時間に追われたせいにして、事務所の本棚に飾ってありました。
昨年末にふと考えることがあり今更ながら読んでみたのです。

内容は超簡潔に言えば、当時の国土交通省と関係政治家、それとヒューザーや総研といったデベロッパーと著者である当時イーホームズ(住宅検査機関)社長の藤田氏との耐震偽装事件による審査対応とその見解をめぐっての闘争です。
この事件に対しては何が悪く、何が問題で、誰が過ちを犯したのか?当然ながら藤田氏側からの見方しか書かれていませんが、それでも客観的にこの本を読めば容易に分かります。
私は、この藤田氏の考え方、行動は嫌いじゃない。
勇気ある行動だし、これによって無縁だった私のような者も多くの建築物件で問題を抱えていることを認識した事実は大きいと言えるでしょう。
イーホームズという会社を存続させることを最優先するならば別の手段もあったろうに…。
ただ残念なことに、いくら資本関係が独立していると言っても、利潤を追求しなければならない株式会社であるならば、この藤田氏の言うような理想の検査会社はなり立たないと思うのは私だけでしょうか…。
さて、この事件後である平成19年6月に国土交通省はその責任は一切触れずに、建築基準法を拙速に改正し、建築の現場を大混乱の貶め、官製不況とも言わしめました。
私の零細事務所でさえも、相当な影響があり、計画内容や工程に多大な問題が生じました。
GDP4兆円ほどの損失とも揶揄されたこの法改正は、どれだけの効果や価値はあったのか?
はたして適正な法改正だったのか?
これが建築業界、しいては般消費者にとって有益であれば万事OKなのですが…
ところが、今、この時期に改めて考えみると愕然とした気持ちになります。
建築設計、建設の現場にいて、この一年あまりで確認審査、検査を見ていると、かなりの省略やいい加減さが目につきように感じます。
これは建築確認だけではありません。瑕疵担保責任保険の施工検査も同じです。 1年ほど前までは検査自体が真摯でまともなもでした。しかしこの1年あまりでその対応の甘さ、曖昧さには驚くばかりです。
これだけ建築物件数が減れば、民間検査機関だっては利潤のためには受注確保に重きを置くことでしょう。
設計、工事施工を真っ当にしているかどうかは別として、審査や検査が簡単な方が現場にとって都合が良いのは人情です。
だからこそこの業務は利潤優先ではいけないのです。
私は、建築士と建築事務所の罰則規定を強化したことは致し方ないと考えています。
人々の生命と財産を守るべき建築士がそれ相応の責任と義務を負うのは当然であり、建築士のに求められる倫理です。
しかし、建築基準法の確認申請と検査業務については改めて見直しをすべきだと思います。
少なくとも以前のような「確認」という曖昧な責任体制を無くした上で、確認申請、完了検査は行政機関あるいはそれに見合う組織の認可業務にすべきだと考えます。
民間検査機機関は、この確認業務の中の構造や防火、防災、非難などの審査を代行し、瑕疵担保責任保険、住宅性能評価などの評価認定するなどの役割をすべきではないでしょうか。
膨大にある無用な建設関連の公益法人など早く潰して、その予算を組み替えれば可能になるのではないでしょうか。
今のままでは、この不況を理由に同じような不正、不実が繰り返される危惧を感じます。
できるだけ早い対応を政府に望みたいと思います。

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明日は暦の上では一番寒い「大寒」です。
でも昨日までは厳しい寒さが続いていたのに、今日からは3月中旬並の気温がしばらく続くとのことです。
年明けから相変わらずのドタバタ続きでしたが、昼休みに千葉港でちょっぴり気分転換しました。
週末から真冬に逆戻りとなるようです…春はまだまだ先ですね。
皆さま風邪など引かぬようご自愛を。
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自分がゴロ寝派だからでしょうか、畳が好きです。
最近は畳が無い家が増えたと言われています。
私の事務所でも、半数以上の物件で畳が無い家になりました。
ライフスタイルや価値観によりますから、私の方から畳を積極的に
勧めることはありません。
でも、4畳くらいの畳スペースがあると、暮らし向きに変化があって楽しいと思います。

畳を選ぶ上で是非気をつけたいことが一つあります。
それは畳の芯材にあたる畳床を稲わら床(藁床)にすることです。
畳の良さはなんと言っても、柔らかく踏み心地がいいことです。
この稲わらの畳床は、本来米作りで出る稲わらを有効活用したものです。
程良い弾力と保温性、通気性、調湿作用や空気浄化作用など高い機能を持つとされています。
でも近年では、安価で軽いと言う利点から建材畳床が増えました。
木材チップを圧縮成形板や発泡ポリスチレン板などの単板や複合サンドイッチ板で多種多様です。
分譲マンションや賃貸物件、建売住宅などではほとんどがこの建材畳床です。
あくまでも私見ではありますが、この建材畳床の畳ならば、畳敷きのスペースは要らないように思います。
見た目だけ畳表と同じでも畳の良さは失われています。本来の畳とは全くの別物のものもあります。
稲わらを使った畳床はダニの繁殖やカビなどの心配が言われますが、換気と通風を心掛け清潔な生活環境などに配慮すれば、必要以上心配することは無いと思います。
コストにしても6畳間あたりで比較すれば、5~10万円UPです。
それよりも、床仕上げレベルの都合だったり、大量に発注するためのコストダウンなどの販売側や作り手側の都合で広く普及してきたように感じています。
いくら快適で健康な家と言っても、五感に対応できなければ“居心地が良い”住まいとは言えないと思うのです。
畳敷きの室を計画する際に参考になれば。
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最近は畳が無い家が増えたと言われています。
私の事務所でも、半数以上の物件で畳が無い家になりました。
ライフスタイルや価値観によりますから、私の方から畳を積極的に
勧めることはありません。
でも、4畳くらいの畳スペースがあると、暮らし向きに変化があって楽しいと思います。

畳を選ぶ上で是非気をつけたいことが一つあります。
それは畳の芯材にあたる畳床を稲わら床(藁床)にすることです。
畳の良さはなんと言っても、柔らかく踏み心地がいいことです。
この稲わらの畳床は、本来米作りで出る稲わらを有効活用したものです。
程良い弾力と保温性、通気性、調湿作用や空気浄化作用など高い機能を持つとされています。
でも近年では、安価で軽いと言う利点から建材畳床が増えました。
木材チップを圧縮成形板や発泡ポリスチレン板などの単板や複合サンドイッチ板で多種多様です。
分譲マンションや賃貸物件、建売住宅などではほとんどがこの建材畳床です。
あくまでも私見ではありますが、この建材畳床の畳ならば、畳敷きのスペースは要らないように思います。
見た目だけ畳表と同じでも畳の良さは失われています。本来の畳とは全くの別物のものもあります。
稲わらを使った畳床はダニの繁殖やカビなどの心配が言われますが、換気と通風を心掛け清潔な生活環境などに配慮すれば、必要以上心配することは無いと思います。
コストにしても6畳間あたりで比較すれば、5~10万円UPです。
それよりも、床仕上げレベルの都合だったり、大量に発注するためのコストダウンなどの販売側や作り手側の都合で広く普及してきたように感じています。
いくら快適で健康な家と言っても、五感に対応できなければ“居心地が良い”住まいとは言えないと思うのです。
畳敷きの室を計画する際に参考になれば。

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久しぶりに自分好みの日本酒に出会いました。
新潟の清酒で麒麟山酒造という酒蔵の純米酒「きりんざん」。
今設計中のお施主さんからいただきました。
淡麗辛口だけど、水っぽくなく、香り豊だけど自然なうまさ!
お施主さんの気遣いとこの酒のうまさに嬉しくて…あっという間に飲んでしまった…(笑
今度自分で取り寄せてみようと思っています。
今年からは、酒や食についても書き綴ってみたいと思います。
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新年おめでとうございます。
本日より仕事始めです。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
このブログも立ち上げから3年が経ちました。
長文駄文なこの閑話に、日頃よりお付き合いいただき大変感謝しています。
本年もこれまで同様、この「建築閑話」をご贔屓くださる様、お願い致します。
昨年の年始めのブログでも同じ様な雑感を書きましたが、不動産、建築業界は当分の間、 不景気は続くもののと誰もが容易く予想できます。
多くの組織も個人もこの大嵐の中で吹き飛ばされないようしがみついています。
私の事務所でも、昨年は丑年にあやかり、「焦らず地道に努力」をモットーにやってきました。
その成果か、忙しさは相変わらずの貧乏ヒマ無し状態が続いています…(苦笑
こんな状況ですから、会計顧問の先生には「もっと効率よく、合理的に仕事しなさい!」と再三お叱りをいただいている次第です。
しかしながら、「効率よく合理的に仕事」をすることは会社を経営する上でとても重要なことではありますが、 過度な合理化、効率化は、私の事務所の様なアトリエ系設計事務所では、その役割や個性が無くなり、存在価値すら失ってしまうと危惧しています。
私の事務所では「オーダーメイドの住まい」を売りにしているのですから尚更です。
かといって、貧乏ヒマ無し状態が長く続くと、事務所と私個人の耐力も消耗をきたすこととなるでしょう。
そこで、今年は「効率よく合理的に仕事」を多少なりとも取り入れつつ、かつ住まいの設計手法をもう一段進めて行きたいと考えています。
寅年ですから、攻めの気持ちを携えてこの厳しい時代を乗り越えて行く所存です。
そして、このブログでもその設計手法も含めて、住まいと街づくりの情報を積極的に取り上げ私見を述べてみたいと思います。
ご意見、ご感想を是非お聞かせください。

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