二十四節気の小寒(1/6)から節分(2/3。立春の前日)までの約30日間をさし、大寒(1/21)がほぼ真ん中となる。言わずもがな一番寒い時期である。
今朝は、今冬一番の寒さになり、都心でも氷点下の予報であった。
それでも私の住む千葉は暖かい!都心などでも雪だった一昨日も一日雨だった。
今朝も、6時に車のエンジンを掛けると、車載の車外温度計が2℃だった。
今日は、甲府と大月に所用があり、首都高の渋滞を避けたいので、早起きして出掛けた次第。
首都高上では1℃であったが、八王子を過ぎると氷点下1℃に変わった!
さすがに関東の中でも寒い場所である。
私の車はノーマルタイヤだから余計に外気温が気になる。(おまけにタイヤチェーンも積んでいない…汗)
小仏トンネルでは2℃になり、8時前に相模湖を通過したが、-2℃。路肩には雪が残る。
なんと、笹子トンネルでは最高6℃まで上がった。
長いトンネル内はやはり暖かいのだと再認識した。もちろん自動車の排気熱が籠もっていることもあるのだろうが…
笹子トンネルを抜けると、甲府盆地が広がり、南アルプスや八ヶ岳などが雪をかぶり、抜けるよな澄んだ青空と相俟って、久しぶりに心地よい感覚を抱きながらドライブできた。
現地に3時間ほど滞在し、昼には大月インターから中央道を東京に向けて帰路についた。
外気温は8℃…寒い!寒い!といってもやはり数年前の厳冬期の寒さじゃないと、運転しながら考えた。
自分も含めてもっとエネルギー消費を考えなければ…と思いつつ、首都高環状線の渋滞にはまりたくなくて、ついつい車を飛ばしてしまう自分がいた…いかんですな!反省!(苦笑)
今朝は、今冬一番の寒さになり、都心でも氷点下の予報であった。
それでも私の住む千葉は暖かい!都心などでも雪だった一昨日も一日雨だった。
今朝も、6時に車のエンジンを掛けると、車載の車外温度計が2℃だった。
今日は、甲府と大月に所用があり、首都高の渋滞を避けたいので、早起きして出掛けた次第。
首都高上では1℃であったが、八王子を過ぎると氷点下1℃に変わった!
さすがに関東の中でも寒い場所である。
私の車はノーマルタイヤだから余計に外気温が気になる。(おまけにタイヤチェーンも積んでいない…汗)
小仏トンネルでは2℃になり、8時前に相模湖を通過したが、-2℃。路肩には雪が残る。
なんと、笹子トンネルでは最高6℃まで上がった。
長いトンネル内はやはり暖かいのだと再認識した。もちろん自動車の排気熱が籠もっていることもあるのだろうが…
笹子トンネルを抜けると、甲府盆地が広がり、南アルプスや八ヶ岳などが雪をかぶり、抜けるよな澄んだ青空と相俟って、久しぶりに心地よい感覚を抱きながらドライブできた。
現地に3時間ほど滞在し、昼には大月インターから中央道を東京に向けて帰路についた。
外気温は8℃…寒い!寒い!といってもやはり数年前の厳冬期の寒さじゃないと、運転しながら考えた。
自分も含めてもっとエネルギー消費を考えなければ…と思いつつ、首都高環状線の渋滞にはまりたくなくて、ついつい車を飛ばしてしまう自分がいた…いかんですな!反省!(苦笑)
皆さま。寒中、お見舞い申し上げます。
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Nさんの家の基礎工事が始まり、配筋検査を行った後にコンクリートの打設が行われた。
そして、その打設前にコンクリートミキサー車から運ばれてきた生コンクリート(まだ固まらないコンクリート、専門的にはレディーミクストコンクリートと言う。以下生コンと記する)の材料受入検査を行った。
検査項目は、スランプ、空気量、コンクリート温度、塩化物量測定。そして打設日時から4週間経ったときに、設計で求めている圧縮強度があるかどうかを計測するためのテストピースを一緒に作る。

この受入検査は、マンションや事務所ビルなどでは当たり前のように行う。
しかし、戸建て住宅では大手ハウスメーカーでも全て実施しているわけでは無いらしい。
当然のことながら、建売住宅や地場工務店の注文住宅などでも実施しているところはかなり少ないのが現状であろう。
私どもでは、木造住宅の基礎と言っても、現場で直に確認できるこの検査は最低限実施している。
ミキサー車から抜き取る生コンで一番問題になるのがスランプである。
事務所の仕様では、基礎などの部位に15cmを指定している。JISで認められている誤差は±2.5cm。
許容誤差をこえる場合は当然のことながら受入不可となる。
過去に2度ほど、この許容値をこえるスランプの生コンを検査した経験がある。受入中止を指示し、ミキサー車を返して、再度納入させた。その時の現場は、現場監督を始め各職人まで含めて、厳しい視線が私に注がれ、実に場が悪かった記憶があるが…(苦笑)
この生コンは現在ではその多くがJIS認定工場で、配合されたものをミキサー車で運搬し、現場で型枠に流して使い、その後硬化した構造体になる。
JIS認定工場の製造だから問題ないだろうというのが、住宅を供給する側の大概の言い分であろう。
では、大きな建築物などでは何故受入検査を行うのか?
それは、建設現場で生コンを受け入れた時点から、その品質の責任が施工者に移るからである。
だから、JIS認定工場の生コンを購入しても、現場での品質管理が適切でなければ質の良いコンクリート構造体ができない場合が多々ある。
生コン工場は、現場でできたコンクリート構造体の品質については責任を負わない。あくまでも購入、受け入れた施工御者側の責任になる。
事前の計画通り配合された生コンであっても、品質のばらつきもあるし、搬送状況や外気温によっても性能が変化するのが生コンである。
それだけに、いくらJIS認定工場の建材だからといって、受入時に検査をせずにそのまま型枠に流し込む様な施工を見逃すことができない。
穿った見方をすれば、工場や搬送の途中で加水するチャンスはいくらでもある。
全てのミキサー車分の材料を検査するわけには行かないが、木造住宅の生コン納入は、1回あたりミキサー車3,4台である。だから少なくとも1台目の生コン受入は確実に立ち会うようにしている。
しかしながら、本来は施工業者が責任を持って実施すべき管理業務である。
この品質管理、工事管理について施工業者は、あまりにも無頓着すぎるように感じるのである。

そして、その打設前にコンクリートミキサー車から運ばれてきた生コンクリート(まだ固まらないコンクリート、専門的にはレディーミクストコンクリートと言う。以下生コンと記する)の材料受入検査を行った。
検査項目は、スランプ、空気量、コンクリート温度、塩化物量測定。そして打設日時から4週間経ったときに、設計で求めている圧縮強度があるかどうかを計測するためのテストピースを一緒に作る。

この受入検査は、マンションや事務所ビルなどでは当たり前のように行う。
しかし、戸建て住宅では大手ハウスメーカーでも全て実施しているわけでは無いらしい。
当然のことながら、建売住宅や地場工務店の注文住宅などでも実施しているところはかなり少ないのが現状であろう。
私どもでは、木造住宅の基礎と言っても、現場で直に確認できるこの検査は最低限実施している。
ミキサー車から抜き取る生コンで一番問題になるのがスランプである。
事務所の仕様では、基礎などの部位に15cmを指定している。JISで認められている誤差は±2.5cm。
許容誤差をこえる場合は当然のことながら受入不可となる。
過去に2度ほど、この許容値をこえるスランプの生コンを検査した経験がある。受入中止を指示し、ミキサー車を返して、再度納入させた。その時の現場は、現場監督を始め各職人まで含めて、厳しい視線が私に注がれ、実に場が悪かった記憶があるが…(苦笑)
この生コンは現在ではその多くがJIS認定工場で、配合されたものをミキサー車で運搬し、現場で型枠に流して使い、その後硬化した構造体になる。
JIS認定工場の製造だから問題ないだろうというのが、住宅を供給する側の大概の言い分であろう。
では、大きな建築物などでは何故受入検査を行うのか?
それは、建設現場で生コンを受け入れた時点から、その品質の責任が施工者に移るからである。
だから、JIS認定工場の生コンを購入しても、現場での品質管理が適切でなければ質の良いコンクリート構造体ができない場合が多々ある。
生コン工場は、現場でできたコンクリート構造体の品質については責任を負わない。あくまでも購入、受け入れた施工御者側の責任になる。
事前の計画通り配合された生コンであっても、品質のばらつきもあるし、搬送状況や外気温によっても性能が変化するのが生コンである。
それだけに、いくらJIS認定工場の建材だからといって、受入時に検査をせずにそのまま型枠に流し込む様な施工を見逃すことができない。
穿った見方をすれば、工場や搬送の途中で加水するチャンスはいくらでもある。
全てのミキサー車分の材料を検査するわけには行かないが、木造住宅の生コン納入は、1回あたりミキサー車3,4台である。だから少なくとも1台目の生コン受入は確実に立ち会うようにしている。
しかしながら、本来は施工業者が責任を持って実施すべき管理業務である。
この品質管理、工事管理について施工業者は、あまりにも無頓着すぎるように感じるのである。

先日、いすみ市商工会の岬支所の建築セミナーで、「建築基準法の改正と請負責任」というテーマの講演をした。
いすみ市は、千葉県の房総半島南東部に位置し、千葉市から約45km圏に位置する。一昨年に、岬町、大原町、夷隅町の三町合併により新しく誕生した市である。
実は一昨年前にご縁があり、旧岬商工会の同セミナーで、「耐震強度偽装問題に端を発した業界の問題点と今後の対応や展望」というテーマで講演させていただいた。あまり誉められる講演でなかったと思っていたが、有難いことに再度のオファーをいただいた次第。
セミナーに参加される方々は、概ね工務店、宅建業・不動産会社などの経営者、設計者など。
今回の講演内容は、まさに今後の死活問題にもなりうる話である。
昨年12月の半ばに商工会からお話しがあり、年末の中の忙しさもあって、講演内容や資料作成が年明けになってしまいドタバタした中で当日を迎えることとなった。
①.H19.6.20 建築基準法関連の改正の概要
②.建築基準法関連の改正のスケジュール
③.法改正による官製不況等と呼ばれる影響について
④.H19.11.14 新しい建築確認手続きの要点について
⑤.住宅瑕疵担保法の概要
⑥.今後の展望
こんな6つの項目にそって、参加者の方々にとって必要な情報になるであろう内容をお話しした。
特に、この中で、地場の工務店や宅建業者に今後大きな影響を与えそうなのが、建築確認申請の「4号特例の見直し」と、上記の住宅瑕疵担保法の施行である。
4号建築物とは、木造2階建て住宅のような小規模の建築をさし、これまでの確認申請では、構造設計を明示しなくてよく、多くの欠陥住宅の原因にもなっていた。
来年予定される改正では、構造関連の設計図の提出や計算の根拠が求められ、これまで以上に確認申の審査・検査が厳しくなる。工務店などの設計施工場合、その設計図は確認申請に必要な図面程度しか作らなかったので、今後は下請け設計士による申請図書の代願などが簡単にできなくなると思われる。
住宅瑕疵担保法は、来年10月より、一戸建て、マンションなどの住宅を販売、建設する宅建業者や建設業者などに、保険や供託の仕組みを活用した資力確保の義務づける法律で、構造に欠陥のある住宅を引き渡した業者が倒産したような場合でも、10年間は保険金や供託金から被害者の救済が図られるようにする仕組みである。
2項目とも消費者にとっては、有難いことである。私も賛成の立場である。しかし、その費用負担は誰がとるのかは今のところ分からない。
以下、講演の一部内容を抜粋記載する。
…これまでの、関連法案の改正。そして今後予定される制度の強化と運用の厳格化。
これは、建設・不動産業界に向けた一種の構造改革とも言えるようです。
今回の法改正によって、混乱と住宅や建築の着工が減少することは、ある程度予想できたはずです。
それでもあえて、準備不足でも改正を強行したした裏には、建設業者、工務店、ハウスデベロッパー、設計事務所まで含めて、体力・技術力のない組織の淘汰を促し、業界全体の活性化を狙った意図を感じます。
建築確認制度の厳格化+消費税率のアップ+瑕疵担保保証のトリプルパンチです!そして人口・世帯数の減少、都市部への人口移動、耐震性・耐久性・省エネ性能などの高性能住宅への発展、同業者間の熾烈な受注競争…
この建設業界に明るい展望はしばらく有りそうにない。
しかし他の成熟産業は一足早く競争の激化に晒され、業界再編を通ってきました。建設業界は自民党の票田でもあった事情もあり、遅れてきましたが、それでも他業種同様避けて通れなくなりました。
といっても坪単価30万円、40万円のローコスト競争を、ハウスメーカーを相手に、地場の工務店や宅建業者がまともに挑んで勝てる見込みはないでしょう。
私どもが今、佐倉市で手がけている木造住宅は、施工を市原市の小さな工務店にお願いしました。この工務店は、家族が中心の従業員10人に満たない会社ですが、木造住宅を作ることに対して研究熱心で、費用対効果が分かる家づくりをしているようです。口コミで評判が広まり、この3,4年は継続して1年先まで物件が入っている盛況で、毎月2棟くらいの建て方があるようです。
無垢材にこだわり、自社でも木材の自然乾燥を手がけるほどです。そして左官工事による仕上げも大切にしているので、健康志向のお客のニーズにも合っているようです。
この工務店場合でも、ほとんどが自社の設計施工らしいが、今回の私どもの設計する住宅を請け負った理由は、次世代省エネ規準に合致させた公庫のフラット35Sや、深夜電力利用の電気蓄熱スラブ板を設けた床下暖房システムなどの仕様を持った物件で、今後の展開を模索したかったからだと推測しています。
やはり、地場の工務店や宅建業者が生き残るためには、一つの考え方として、他社とは違う「住まいづくり」を創意工夫することだろうと思います。
そして、安心・安全はその会社のスローガンでなく、実績としてPRすることが必要です。
会社の規模の大きさに関わらず、やはり企業の理念、経営方針、財務などを情報開示し、クリーンな会社であることをアピールし、安全・安心を発信する会社にすることが肝要だと思います…。
結局、 工務店、不動産会社の経営者の方々にハッパを掛けることになった。それは、自分に対する「カツ!」でもあった。(苦笑)

岬町の太東岬から御宿方面をみる。
水洗の独特の香りを嗅ぎ暖かい地域であることを再認識した。
いすみ市は、千葉県の房総半島南東部に位置し、千葉市から約45km圏に位置する。一昨年に、岬町、大原町、夷隅町の三町合併により新しく誕生した市である。
実は一昨年前にご縁があり、旧岬商工会の同セミナーで、「耐震強度偽装問題に端を発した業界の問題点と今後の対応や展望」というテーマで講演させていただいた。あまり誉められる講演でなかったと思っていたが、有難いことに再度のオファーをいただいた次第。
セミナーに参加される方々は、概ね工務店、宅建業・不動産会社などの経営者、設計者など。
今回の講演内容は、まさに今後の死活問題にもなりうる話である。
昨年12月の半ばに商工会からお話しがあり、年末の中の忙しさもあって、講演内容や資料作成が年明けになってしまいドタバタした中で当日を迎えることとなった。
①.H19.6.20 建築基準法関連の改正の概要
②.建築基準法関連の改正のスケジュール
③.法改正による官製不況等と呼ばれる影響について
④.H19.11.14 新しい建築確認手続きの要点について
⑤.住宅瑕疵担保法の概要
⑥.今後の展望
こんな6つの項目にそって、参加者の方々にとって必要な情報になるであろう内容をお話しした。
特に、この中で、地場の工務店や宅建業者に今後大きな影響を与えそうなのが、建築確認申請の「4号特例の見直し」と、上記の住宅瑕疵担保法の施行である。
4号建築物とは、木造2階建て住宅のような小規模の建築をさし、これまでの確認申請では、構造設計を明示しなくてよく、多くの欠陥住宅の原因にもなっていた。
来年予定される改正では、構造関連の設計図の提出や計算の根拠が求められ、これまで以上に確認申の審査・検査が厳しくなる。工務店などの設計施工場合、その設計図は確認申請に必要な図面程度しか作らなかったので、今後は下請け設計士による申請図書の代願などが簡単にできなくなると思われる。
住宅瑕疵担保法は、来年10月より、一戸建て、マンションなどの住宅を販売、建設する宅建業者や建設業者などに、保険や供託の仕組みを活用した資力確保の義務づける法律で、構造に欠陥のある住宅を引き渡した業者が倒産したような場合でも、10年間は保険金や供託金から被害者の救済が図られるようにする仕組みである。
2項目とも消費者にとっては、有難いことである。私も賛成の立場である。しかし、その費用負担は誰がとるのかは今のところ分からない。
以下、講演の一部内容を抜粋記載する。
…これまでの、関連法案の改正。そして今後予定される制度の強化と運用の厳格化。
これは、建設・不動産業界に向けた一種の構造改革とも言えるようです。
今回の法改正によって、混乱と住宅や建築の着工が減少することは、ある程度予想できたはずです。
それでもあえて、準備不足でも改正を強行したした裏には、建設業者、工務店、ハウスデベロッパー、設計事務所まで含めて、体力・技術力のない組織の淘汰を促し、業界全体の活性化を狙った意図を感じます。
建築確認制度の厳格化+消費税率のアップ+瑕疵担保保証のトリプルパンチです!そして人口・世帯数の減少、都市部への人口移動、耐震性・耐久性・省エネ性能などの高性能住宅への発展、同業者間の熾烈な受注競争…
この建設業界に明るい展望はしばらく有りそうにない。
しかし他の成熟産業は一足早く競争の激化に晒され、業界再編を通ってきました。建設業界は自民党の票田でもあった事情もあり、遅れてきましたが、それでも他業種同様避けて通れなくなりました。
といっても坪単価30万円、40万円のローコスト競争を、ハウスメーカーを相手に、地場の工務店や宅建業者がまともに挑んで勝てる見込みはないでしょう。
私どもが今、佐倉市で手がけている木造住宅は、施工を市原市の小さな工務店にお願いしました。この工務店は、家族が中心の従業員10人に満たない会社ですが、木造住宅を作ることに対して研究熱心で、費用対効果が分かる家づくりをしているようです。口コミで評判が広まり、この3,4年は継続して1年先まで物件が入っている盛況で、毎月2棟くらいの建て方があるようです。
無垢材にこだわり、自社でも木材の自然乾燥を手がけるほどです。そして左官工事による仕上げも大切にしているので、健康志向のお客のニーズにも合っているようです。
この工務店場合でも、ほとんどが自社の設計施工らしいが、今回の私どもの設計する住宅を請け負った理由は、次世代省エネ規準に合致させた公庫のフラット35Sや、深夜電力利用の電気蓄熱スラブ板を設けた床下暖房システムなどの仕様を持った物件で、今後の展開を模索したかったからだと推測しています。
やはり、地場の工務店や宅建業者が生き残るためには、一つの考え方として、他社とは違う「住まいづくり」を創意工夫することだろうと思います。
そして、安心・安全はその会社のスローガンでなく、実績としてPRすることが必要です。
会社の規模の大きさに関わらず、やはり企業の理念、経営方針、財務などを情報開示し、クリーンな会社であることをアピールし、安全・安心を発信する会社にすることが肝要だと思います…。
結局、 工務店、不動産会社の経営者の方々にハッパを掛けることになった。それは、自分に対する「カツ!」でもあった。(苦笑)

岬町の太東岬から御宿方面をみる。
水洗の独特の香りを嗅ぎ暖かい地域であることを再認識した。
初春のお慶びを申し上げます。
今年もこの「建築閑話」をお引き立ての程、どうぞよろしくお願い致します。
2008年も明けて、早5日である。
今年の三箇日は、実家に年頭の挨拶をし、近所の千葉寺で初詣。
後は、飲んで食べて寝正月。(笑)
昨年後半はかなりの多忙だったので、その疲れを取るためにもちょうど良い休暇となった。
さて、今年はどんな一年になるだろうか…。
昨年改正された建築基準法の確認申請関連の厳格化の影響による、業界の混乱はしばらく続くだろう。
またその煽りから住宅の着工件数が激減しているための経済に与える影響も無視できない。
来年には全ての住宅(一戸建て、マンションなど)の売り主に保険加入か補償に充てる資金の供託を義務づける「住宅瑕疵担保責任履行法」という欠陥住宅の被害の補償を目的とした法律が施行される。
ハウスメーカーや工務店などはますます優良企業としての情報開示が求められることであろう。
新築マンションの余剰と築30年を超える老朽マンションの大きな社会問題化して来るだろうと予想する。
福田総理が提唱する「200住宅」に活路があるのか?
私には曖昧さと疑問点ばかり目について、その費用対効果があるのかどうか理解できない。
そして消費税の増税はどうなるのか?
住宅に関係する建設・不動産業界はますます厳しい環境に進で行くことになるだろう。
そんな状況下での仕事始めであるが、今年も初心を忘れず、実直に建築の設計に邁進したい。
そして、私見ではあるが、住まいや都市について、時間の限りこのブログでも書き綴っていきたいと思う。
追記であるが、今月10日には、一昨年に講演させていただいた岬町商工会(現:いすみ市商工会岬支所)で「建築基準法等の改正と請負責任」という内容の講演予定がある。
機会があればこのブログでも紹介したいと思う。
千葉みなと公園の花壇
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