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建築家・飯沼竹一のブログです。暮らしや住まい、家や建築、街などを通して見聞きしたこと、日々感じたこと、考えたことなどを気儘に手記にしています。四方山話も含めて呑気に続けて行こうと思います。 ご意見ご感想などお願いします。
秋空の中の地鎮祭



先日、「Nさんの家」の地鎮祭が、快晴の秋空の中で行われた。

神主が取り計らい、施主家族、施工者それと私どもの三者だけのささやかな儀式であったが、気持ちの籠もった素敵な地鎮祭であった。

今日の朝日新聞朝刊に、最古の地鎮祭という記事が目にとまった。
藤原宮跡で宮殿建築の無事を祈る道具とみられるそうで、現代の地鎮祭のルーツと考えられているらしい。
1300年前でも、現代でも建設の無事を祈り安全を祈願する気持ちは変わらないのだと思うと、先日の「Nさんの家」の地鎮祭の情景を思い出し、清々しい気持ちを新たにした。

http://www.nabunken.go.jp/cgi-bin/WebObjects/NabunkenNews.woa/

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愛車を紹介します♪2



この間の休日に久しぶりに愛車に跨った。

この2ヶ月近くとても多忙で、まともな休みがなかなか取れない状況だったので、もてぎの耐久レースから考えると久しぶりである。
友人が所属するロードレーサークラブの朝練に飛び入り参加し50kmほど走るが、案の定、体が重いし、すぐに尻も痛くなってきた…(苦笑)
最後はかなりヘロヘロになり情けない思いをしながら、このチャリには分不相応の乗り手だな~なんて感じた次第…(汗)

キャノンデール・SIX13 。
硬くもなく適度な強度があって、一般道でもかなり乗りやすい。
以前持っていた華奢で気を遣う部分が多く乗りにくいという固定観念が吹き飛んだ。

このチャリだけではなく最近のロードレーサーはみなこの傾向にあるのだろう。
先日の幕張メッセで開催されたサイクルモードでもロードレーサーに人気が集まっていて、一時のMTBの人気は何処に行ってしまったのかと思えるほどであった。

もう少し脚力を付けて、ツーリングに出掛けたいのであるが…
まだまだ先の話の様で…(汗)
来春には南房総あたりまで軽く走れることを目標にしたい!…と思う。(笑)


 motegi_2.jpg


この太さじゃ、なかなか長距離は乗れない!(涙)
ちなみに「もてぎ7時間エンデューロ」は4人のチームエントリーで、自分一人で走ったわけではない。一人あたり大体100分くらいで、私は55kmくらいの走破である。
勘違いされる方が多いので、ここで敢えて補足説明。悪しからず。(苦笑)

木造戸建て住宅の建築確認申請
先月末に、木造戸建て住宅の実施設計がまとまり、建築確認申請を出した。
6月に建築基準法が改正されてから、私どもの事務所で建築確認を申請するのは始めてであった。
4号物件という一番手間が掛からない規模のものでも、事前審査+受付+本審査+フラット35S申請という工程だが約2週間掛かった。

今回の申請で、大きく疑問を感じたことがあった。
それは、申請図書上で仕様や設備器機のメーカーや型番を明記する場合があるのだが、現場で他社製品のものに変えた場合は変更扱いになるということだ。
こんなの、申請時の器種と同等の能力に変更して何が問題になるのですか?
民間審査機関の審査員に質疑してみると、「…申し訳ないのですが、法改正後の運用基準に従っていただきます…」と冷たい一言。(苦笑)
例えば、24時間稼働の換気扇をAメー-カーのAAA1という製品を使うと申請した場合、施工現場で工務店がBメーカーのBBB2という同等品の方が安く早く手配できるのでこの換気扇を使いたいと要望されても簡単に変更できない。
これは、確認申請の提出時期がこれまでより遅れることになるのと、その分の時間が余計に掛かると言うことである。
これまでは、実施設計が終わるとすぐに確認申請を出し、その間に施工業者に見積依頼をすることができたが、今後はそれができない。
つまり申請時点でも、工事契約上も曖昧な部分を残すことができない。
とにかく確認申請前にきっちり決めてまとめなけらばならない。
これが一番現場では手間になる。

設計通りの器種を使えば問題ないという考えもあるが、建設現場では多種多様の建材や器種でできているから、その材料の調達時期や数量、メーカーと施工業者の取引実績などによって価格がかなり違う。
特別な理由、例えば施主がデザインを気に入っているなどがある場合は別だが、多くの場合は設計で指定した建材や器機を同等品として変えることが可能でなければ、なかなかコストダウンに結びつかない。
これは施主にとってもデメリットばかりだ。

その他では、何の意味があって追記の書込を求めるのか?資料を追加させるのか?…
疑問に感じた部分もいくつかあった。
が、まぁ、もう少し大きな規模の物件の状況から考えれば、妥当な審査だったと思い、納得することにした。
また、現場が始まれば、確かにこれまで以上に手間が掛かるが、実際に行政の完了検査を受けて、検査済書が出てから引渡に立ち会ってきた者としては、特別な思いは無い。
施主に対して、プランや窓の位置などの変更がある場合は、画変更申請か申請の出し直しが生じる場合があることを、当然のこととして事前によく説明する必要はがあることは確かだが…







秋晴れの中の千葉ポートタワー
(本文とは無関係)