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建築家・飯沼竹一のブログです。暮らしや住まい、家や建築、街などを通して見聞きしたこと、日々感じたこと、考えたことなどを気儘に手記にしています。四方山話も含めて呑気に続けて行こうと思います。 ご意見ご感想などお願いします。
三信ビルの現状
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今日の昼過ぎ、日比谷を通る都合があり、三信ビルに唯一テナントとして残っているニューワールドサービスで、昼食を取るために寄ってみることにした。
午後1時頃であったが、大半がビジネスマンのお客さんでほぼ満席だった。
他のサイト情報などから2月一杯で立ち退き?などと噂されていたが、今日直接お店の人に聞いてみると、今のところ閉店も移転も予定は無いとの答えだった。

少しホッとし、食後にぐるりと見て回る…アーケードは半分が閉鎖され、階段、エレベーターホールも仮設の壁で塞がれている。 使っていない部分が多いせいであろうか、半年前より明らかに古びてきている。 外部もシャッターがほとんど下ろされ、この
ニューワールドサービスの一店舗のみ営業していることなど分からない雰囲気で、取り壊しを待つビルの寂しさを感じさせる……

前回のブログで紹介したが、先週16日に日本建築家協会(JIA)主催による「三信ビルの存続に向けて」というシンポジウムが開かれた。
そこでの情報によると、三信ビル所有者の三井不動産はビルの老朽化により取り壊す方針に変更はないとの見解をくずしていないらしい。
しかし、最近になって都市計画法の特別な手法を使って隣の日比谷三井ビルとの一体による再開発の可能性について、様々なところでで議論されるようになってきた。これは、存続あるいは再生に向かって僅かな希望を与えてくれている。
このシンポジウムには、音楽家のAricoさんが参加され、彼女の三信ビルへの想いを熱く語っていた。そして彼女の作ったその想いを託した「ピータース レストラン」というピアノ曲がBGMで流れていた。http://aricoblog.exblog.jp/

何れにしても、三信ビルの経済的事情と老朽化による取り壊しは、待ったなしの所まで来てしまっている。それを止めるためには、やはり多くの人に関心を持ってもらうことであろう。78年の時を刻んできた建築は所有者だけのモノでなく、一般市民にとっても文化的財産であることは間違いない。
保存・再生の声が高まれば、日本を代表する名門企業の英断を後押しすることができることと思う。そうなることを切に願うと共に、皆さんに関心を寄せていただけるようお願いしたい。

※保存・再生について署名・ご意見をお願いします。
「三信ビル保存プロジェクト」http://www.citta-materia.org/sanshin.php?catid=2
「三信ビルの保存を考える会」http://home.n03.itscom.net/


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ちなみに本日の昼食はポークカツカレーのランチ。ミニサラダとコーヒーがついて税込み900円。サクサクのカツと濃くがありピリっとしたカレーとよく合って旨かった!(笑)
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