
日比谷にある三井不動産所有の三信ビルが解体されようとしている。
唯一残っているテナントのニューワールドサービスという歴史の古いレストランが立ち退けば、解体に着手するのだろう。なんとも勿体なく残念!保存だけでなく再生も含めて何とか75年の歴史を少しでも残して欲しいと願うばかりである。
所有者側の言い分は「…近年、建築・設備の両面にわたって老朽化が進む状況となり、大規模リニューアルなど様々な施策を講じたとしても、今後長期にわたって運営・管理していくことが困難であると判断いたしました…」と言うものである。
確かに老朽化による構造や設備の維持管理が大変なのであろう。地価も上がりテナントビルとしても採算が合わないのであろう。しかし大会社の三井不動産である…本当に何も手段は残っていないのだろうか?
何時解体工事が始まるか分からないが、今の内に日比谷の歴史的なシンボルを記憶しておくことを勧めたいと思う。

なお、もっと素敵な画像を見たい方は「三信ビル保存プロジェクト/写真コレクション」を参考ください。
http://www.citta-materia.org/sanshin.php?catid=24&blogid=2
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昨日、都内での打合せのついでに、銀座の伊藤屋に行った。A3版のデザイン紙が欲しかったのだが、総武線沿線界隈には画材屋はもちろんのこと専門の文具店が激減してしまって用が足りない。今回のような場合は仕方がないので、世界堂やレモン画翠などに探しに行くことになる…せめて東急ハンズのような店が千葉にもあれば大変有り難いのだが(苦笑)。
さて、銀座は都内で一番好きな街で、街路に余裕があるのが歩いていて嬉しい。歩道が広いだけではなく、店舗先に商売気を抑えた間があり、立て看板なども無いため、人が多いのにも係わらず歩くのに苦にならない。
近年銀座も他の街と同様再開発の兆しがある…丸の内などと同じように建築物の高さ制限を緩和してもっと容積のある街区にし、土地の有効利用を図ろうという考え方だ。ただ銀座界隈はたくさんの土地や建物の所有者がいて、そう簡単には話がまとまらない。私としても銀座しかない余裕のある街路と美しさを生かしたまちづくりを願いたい。あまり個性が感じられない似たような超高層の街区は六本木や汐留をはじめたくさん出現しているし、長い目で見たときにの価値も含めて世界的にも有名な“銀座”を考えていただきたいと思う。
銀座フォトグラム2006について
http://www.ginza.jp/ga-gf2006/index.html
先日、民間検査機関イーホームズ社長の藤田東吾氏の判決があった。
問われたのは「架空の増資をしたとして電磁的公正証書原本不実記録、同供用の罪」ということで、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役2年)という判決であった。この裁判は問題になった耐震強度偽装事件の確認業務における偽造の見逃しの罪ではない。
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