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建築家・飯沼竹一のブログです。暮らしや住まい、家や建築、街などを通して見聞きしたこと、日々感じたこと、考えたことなどを気儘に手記にしています。四方山話も含めて呑気に続けて行こうと思います。 ご意見ご感想などお願いします。
耐震診断のすすめ



昨日、能登半島で大きな地震が起きた。
石川県輪島市などで震度6強と大きく揺れた模様で、被害も死者1名、重軽傷者196名。建物は全壊55棟、半壊が139棟と発表されている。
迅速で暖かな支援と早期の復旧を願う。

私が学生時代、関西や九州出身の友人達は、震度2や3くらいの地震で、非常に怖がっていたことを思い出す。なぜなら、関西や山陰、九州地方は地震が少なく、揺れを体験した経験が少ないからである。
しかし、阪神淡路大地震をはじめ、00年の鳥取県西部地震や、04年の新潟県中越地震、05年の福岡県西方沖地震。そして昨日の能登半島の地震…今まであまり大きな地震発生を聞いたことない地域で起きている。
文部科学省の地震調査研究推進本部(http://www.jishin.go.jp/main/)が公開してる「地震動予測図」では、この地域での30年以内に震度6弱以上の地震が起こる確立を、0.1%未満としていた。
これらのことから、日本はまさに地震国であり、どこに住んでいたとしても地震の被害から避けられないものだと、改めて認識させられる。

さて、先日のブログでも、古い木造住宅の耐震改造の必要性を書いた。
昨日の地震の報道でも、木造住宅の全壊した様子を映し出している。揺れの激しさがひしひしと伝わり、そこで生活していたであろう人々を思うと、あまりの無惨さに言葉も出ない。
全国の木造住宅の4戸に1戸は、耐震強度が不足していると思われる。 この際である、是非とも一度、早い内に耐震性に問題有る無しをチェックすることをお勧めする。
戸建て木造住宅の場合は、インターネット上でも一般の方が簡単にできる簡易耐震診断があるので、これを利用すると良い。もちろん多くの市町村ではこれと同様のパンフレットを配布していて、誰でも簡単にできるはずだ。

 「誰でもできるわが家の耐震診断」
(財団法人日本建築防災協会) http://www.kenchiku-bosai.or.jp/wagayare/taisin_flash.html

この簡易診断の結果、再度専門家の診断が必要との判定がでた場合は、市町村の相談窓口や建築士会、設計事務所などに相談することをお勧めする。
その際、くれぐれも悪徳なリフォーム業者などに、つけ込まれないよう十分注意してほしい。

とにかく、地震は何時何処で発生するか分からない。地震予知の進歩は望むところであるが、現状ではまだまだ難しい。
自宅が地震で倒壊しても、その責任は全て所有者本人になる。そして、自分や家族の身を守るのは、結局は自分自身である。 それだけに地震にも日頃から備えて欲しいと願う。
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